闘病日記(2005.2.20〜3.26)
2.25
目に力がありません・・・
呼んでもベットから出なかった。
3.9
目が活き活きと♪
ご飯欲しいと要求してクルクル回ります。
2月20日
今日は昼から夕方までお出掛け。
アルはお留守番。帰宅するとアルの吐いた後が。。。
胃液だけみたい。そういえば最近食欲がないようだ。
ミンチスペシャルもお皿に入ったまま残っている。ここのところ寒いし私達も風邪引いたりと不調続き。アルもかな?!

2月21日
アル、昨日はウンコでてない。食べてないからかな・・・。今日は2日ぶりに出たが粘りのある下痢っぽいものだった。
私も体調不良。

2月22日
アル今日は食欲が全然ない。大好きなパンも欲しがらない。
寒さが老体に堪えるのだろうか?私も風邪なのか数日身体がダルイ。

2月23日
アル今日も食欲はない。パンやご飯も食べない。本当にどうしたのかしら?
温めたミルクやお菓子は口にしてくれる。ウンコもゆるいのが少しでたけど・・・
私も今日は頭が痛く・・・

2月24日
アル今日は全然食べない。ネットであれこれ調べていると、腎不全の症状みたい。
夕方息子を実家に預け、アルを病院に連れて行く。
血液検査の結果、腎不全でしょうと。
腎不全、恐れていた病気だった。もうダメかもしれないと・・・でも奇跡を信じて・・・先生の言葉を聞きながら不思議と涙はでなかった。
出なかったというより、ショックで呆然としていた。
この日は点滴をしてもらい、胃の粘膜を保護する薬、感染症の薬など注射を3本。
先生に毎日点滴に通うように言われた。しかし、アルのかかりつけの病院は車で往復2時間近くかかる。先生と相談して、家の近くで毎日通える病院を探す事にした。
でも病院を変えるのは不安。かといって、病気のアルにとって2時間の通院は負担がかかる。
帰宅途中、町内の病院に行ってみる。
先生にCRE(血液検査)の数値が3以上だと、その子の命はないと思ってくださいと宣告された。アルは3.7・・・・
BUNも通常9.1〜31.9のところ、140以上(そこの病院の機械では140までしか計測できない)だった。
絶望的な検査結果だった。半年前に2.7kgあった体重も2.2kgに減っていた。
人間では10kg以上減量したくらいらしい。
どうしてもっと早く気がついてあげられなかったのだろう。
アルの不調に気付きながらも、自分自身の不調で・・・アルの様子を観察する余裕がなかったのが悔やまれる。アルは9歳の時、心臓に疾患が見つかり、10歳の誕生日を迎えるのは難しいと言われたこともあった。もうすぐ11歳になるアル。もう充分。。。生きていてくれたんだけど、もっとアルと一緒に過ごしたい。
アルの苦しみが楽になるための治療だったら、私に出来る限りのことはしてあげたい。

2月25日
仕事は休んでしまった。私の湿疹がひどくなったのと、アルを病院に連れていきたくて。
いつもより早く起き、息子を幼稚園に送って、私も皮膚科に。
急いで戻り、10時にはアルを病院に。アル呼吸は落ち着いているが元気は全くない。
ご飯を欲しがる素振りをするけど、食べようとしても食べれないよう。
先生は朝晩2回点滴に通った方がいいと言う。
アルがよくなるなら、そうしたい・・・けど子供もいるし、朝晩2度の通院を毎日は難しい。
そこで先生が静脈を確保してくれて、点滴のやり方を教えてくれた。
点滴を病院でもらい、朝晩2回私が点滴を自宅ですることにした。
アルも自宅の方がリラックスできるし通院の負担もない。
この点滴、毎日というが、いつまでなのか検討がつかない。
アルのために何でもしてあげたいと思うのだが、経済的負担もあることなので、私の独断では決められない。1日約3000円。一週間で2万円近い。
旦那にお願いして、私の出来る範囲で治療させて欲しいと頼んだが。。。
精神的にも経済的にもツライ状況。
でもね、アルの目は「一緒にいたい」といっているよう。
私の膝に擦り寄り抱っこをせがむ。大丈夫・・・時間の許す限り抱きしめていてあげるね。

2月26日
今日から、朝は一時間早く起きてアルの治療と世話をすることにした。
点滴後、アルがミルクとパンを少し食べてくれた。それにシッポを振って抱きついてきた。
少し元気がでてきたのかも・・・
夕方2度目の点滴。昨日は20分くらいで終ったのに、中々入っていかず。。。1時間近くかかる。夜翌日の分の点滴をとりに病院に行き、先生に聞くと
「静脈が塞がってきているかもしれません。異常な事ではなく点滴用の管は2〜3日しかもたないので」とのことだった。
明日点滴が入っていかなければ、別の腕にまた通すとのこと。。。
アルの腕はとても細い。静脈だってとても細い。ここに点滴用針を入れるため少しメスで切開して入れた。痛々しくて見ていられなかった。また、あんなことをするなんて可愛そうだ!一日も早く良くなるのを願うばかり。
今日は幼稚園がお休み。息子も一日一緒にいたが、アルを抱いてばかりの私にヤキモチやかず、割とおとなしく過ごしてくれた。
アルが病気なの理解してくれてるのかな。息子も可愛そうだね。。。ごめんね。

2月27日
今日も朝晩2度の点滴。やはり一時間近くかかってしまう。
アル食欲が出てきた。試しにお肉をあげたら喜んで食べてくれた。
先生ももう食欲が戻る事は多分ない。。。と思って飲み薬は少ししか処方されてなかった。点滴で毒素を薄めているのに、食事をしたら同じ繰り返しになってしまう。
食事をしたら、薬の服用をこれからは一生させていかなければいけない。
でも、またアルがご飯を美味しそうに食べる姿が見れるなんて。。。ありがとう。頑張ってくれて。アルは起きている間、ずっと抱っこを要求して、私の顔を見つめている。
でも目は数日前の、悲しそうな目じゃなくて、輝いているようにみえる。
そして「まだまだ、一緒にいようね。抱っこが居心地いいよ!大好き」といっているように見えた。私もアルをこうして抱いている時が幸せなんだよ。

2月28日
今日は仕事なので、かなり早く起きて朝の点滴。
それから仕事に行く前に、しかりアルを抱きしめて、私特製のアルご飯を食べさせて、仕事に行く。終って急いで帰宅すると、アルが久しぶりに玄関まで出迎えてくれて、尻尾をふり走り寄り抱きついてきた。
ほんの一月前では、当たり前の日常。それがこんなにも嬉しくて幸せなことだったなんて。今日は嬉しくて泣いた。同じ涙でも数日前の悲しくて不安な涙じゃなく・・・
夕方の点滴をしてから、夜病院に。
とりあえず状態が落ち着いたので、点滴の管は外してもらい飲み薬で様子をみることになった。
まだまだ安心できる状態じゃないけど、今アルが苦しんでいないのは私にも解る。
アル生きていてくれてありがとう!!

3月1日
これからも、毎日1時間早く起きて朝アルとゆっくり触れ合う時間にした。
仕事・育児・家事に追われる毎日でも、早起きした分はゆっくりできるもんね。
アル薬の性か、おしっこが近くなった。年の性もなるのかな。

3月2日
犬も人間同様、病後は甘えっ子になるのかな。ずっとそばにして離れない。
いいよ!いいよ!いっぱい甘えても。時間の許すかぎり抱っこしててあげるよ。

3月25日
朝からアルの様子がおかしい
昨日は食欲もあり、元気そうに見えたのに、起き上がってこない。
今朝は雪が舞う寒い日になった。
いつも私の朝食のパンを欲しがっておねだりするのに、ベットに丸まって震えたまま動かない
温かいミルクなら飲めるかな。。。と差し出したけど受け付けなうよう。
全く食欲がない。
腎不全が悪化したんだろうか。加齢による合併症でまた病気にかかってしまったんだろうか。不安が過ぎる
いまは春休み中で息子も在宅。静かに抱いてゆっくり休ませてあげられない。
どうしていいかわからない。
息子も相手してもらえないのでは可哀想だし。
とりあえず、ハロゲンヒーターをアルの前につけておいて、息子と午前中児童館に行く。
午後は息子に、言い聞かせビデオをおとなしく見ていてもらい、私はアルを抱いていた。

最初は呼びかけても顔をあげることもなかったアル。夕方には私の呼びかけに目を向けるようになった。
「ねぇ、アル、もっと一緒にいたいよ。そばにいて欲しいの」と言ったら
アルはコクンと頷いたような素振りをみせた。偶然かもしれないけど。。。

朝起きたらアルが冷たくなっている。。。そんな想像が頭から離れない。
どうせ気になって眠れるわけがない!そう思い、一晩アルに付き添う事にした。
息子を2階に寝かせてから、毛布を一枚持ってアルとコタツに寝転んだ。
アルはずっとおとなしく寄り添っていた
私が結婚する前は、いつもアルと一緒に布団で寝ていた。
結婚、出産でアルには寂しい思いをさせてしまったかな。。。そんなことを考えながらアルが冷えないように、温もりを感じながら撫でていた。

3月26日
アルを抱きしめながらウトウトと浅い眠りにつきながら朝をむかえた。
アルの体は温かい、寝息もスヤスヤと落ち着いている

温めたミルクをアルに差し出す。(お願い飲んで!)
アルは飲んでくれて、いつものようにパンを欲しがりました
ドックフードも少し食べてくれました。
昨日はベットから起き上がろうとしなかったアルが今日は私の膝から離れません。
私の気持ちが通じた?アルは私に答えて治ろうと!頑張って免疫力があがったのかな。
もちろん、まだ安心できる状態じゃないのかもしれないけど・・・
もうしばらくアルといることを神様が許してくれた?
いつもアルとはラブラブだけど、絆がいっそう深まって更にラブラブになった気がした。
だから、もっともっと一緒に居たいという欲が深くなる。
アルとのお別れの日が遠くない事を覚悟しているつもりでも、やはりそんな覚悟は出来てないという事を思い知らされた。

動物病院の費用について

ペットが病気になると、もうひとつ心配になるのが治療費。動物病院では保険がききません。
今回の病院代は検査・治療代などで3万円ほどでした。
これからも薬は飲み続けていかなければいけないので、月に3〜5000円の治療代がかかります。私がかかっている病院は良心的な病院で安い方だと思います。
以前飲んでいた心臓の薬も高いところだと1ケ月分1万円以上する病院もあるそうですが、アルの場合は月に4千円くらいでした。
もっともアルは小型犬なので、薬も大型犬の飲む量の半分以下なので安いのかもしれません。
大事なペットが病気になった時、費用の事も考えなければいけません。
人間もそうですが、やはり早期発見が病気を早く治すことができるのです。
10歳になったら精密検査を一年に一度くらい受けておくといいかもしれません。
血液検査・レントゲン・診察で1万円ほどでした。もし、これからペットを飼う事を検討されている方がいらっしゃったら、ほんの頭の片隅に覚えていてほしいと思います。可愛いペットにはご飯代・予防接種代、フェラリア予防代など意外とお金がかかるということを。。。
そのかわり、お金に替えれない幸せもたくさん運んでくれます。
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